「期間工やるなら、日産とホンダどっちが稼げる?」
数ある期間工求人のなかでも、日産とホンダのどちらに応募しようか迷われている方もいるのではないでしょうか?
いちばん重要な「給料」を基準にした場合、同じ期間でより多く稼げるのは「ホンダ」です。
短期では大差はありませんが、年収では大きな違いが生じます。
というわけで今回は、日産期間工(横浜)とホンダ期間工の給料・年収を徹底比較します!
日産とホンダ期間工の給料条件を比較
以下のとおり、期間工の給料にはさまざまな手当が含まれます。
いずれも非常に高額な手当なので条件を確認することは大切ですが、最終的には「総支給」で稼げるかどうかを判断する必要があります。
基本給の比較
ではまず、日産/ホンダ期間工の基本給を見てみましょう。
日産 | ホンダ | |
基本給 | 時給1,200円 (日給9,600円) | 日給11,200円〜 |
月収目安 | 27.6万円 | 32.4万円〜 |
このとおり、日給換算ではホンダのほうが1,600円/日ほど上回り、月収では約5万円もの差になります。
これが給料のベースになるので、この違いは大きいです。
しかもホンダは、2年11ヶ月の契約期間中に昇給が2回あります。
そのため、基本給(月収)の差は年々広がることになるでしょう。
入社祝い金の比較
続いて、入社祝い金を比較します。
日産 | ホンダ |
50万円 | 10万円 |
このおとり、日産はかなり高額です。
それに対してホンダは10万円ですから、とくに短期ではこの差が結構影響します。
ただし、日産の祝い金は2・5・8ヶ月目の3回に分けて支給されるため、注意が必要です。
満了慰労金の比較
では、日産とホンダの満了慰労金はどうでしょうか?
日産の満了慰労金
就労期間 | 支給額 | 累計 |
---|---|---|
1ヶ月 | 3万円 | 3万円 |
4ヶ月 | 9万円 | 12万円 |
7ヶ月 | 9万円 | 21万円 |
10ヶ月 | 9万円 | 30万円 |
13ヶ月 | 9万円 | 39万円 |
16ヶ月 | 9万円 | 48万円 |
19ヶ月 | 9万円 | 57万円 |
21ヶ月 | 9万円 | 66万円 |
24ヶ月 | 9万円 | 75万円 |
27ヶ月 | 9万円 | 84万円 |
30ヶ月 | 9万円 | 93万円 |
35ヶ月 | 9万円 | 102万円 |
ホンダの満了慰労金
満了月 | 支給額 | 累計 |
3ヶ月 | 9万円 | 9万円 |
6ヶ月 | 9万円 | 18万円 |
9ヶ月 | 15万円 | 33万円 |
12ヶ月 | 15万円 | 48万円 |
18ヶ月 | 34万円 | 82万円 |
24ヶ月 | 34万円 | 116万円 |
30ヶ月 | 34万円 | 150万円 |
35ヶ月 | 34万円 | 184万円 |
満了慰労金においては、ホンダに軍配が上がる結果になりました。
1年目は大きな差はありませんが、2,3年目は違いが顕著にあらわれ、最終的にはホンダのほうが80万円以上も上回ります。
また、日産は6ヶ月ごとの支給なのに対して、ホンダは3ヶ月ごとの支給です。
ですから、満了金においてはホンダのほうが間違いなく好条件です。
その他の各種手当の比較
では、上記以外の手当もそれぞれ見てみましょう。
日産期間工の各種手当は、以下のとおりです。
日産期間工の各種手当
- 皆勤手当:8万円
- 4万円×2ヶ月
- 支給額は合計8万円のみ(継続支給ではない)
- 勤続ボーナス:5万円
- 6ヶ月在籍者が対象
- 支給は1回のみ
- 食事代:3万円分
- プリペイドカードで支給
- 赴任手当:2万円
- 入寮者のみ
- 初月のみ
- 経験者手当:5万円
- 2009年以降、1年以上継続して勤務した満了者が対象
- 入社後1ヶ月間の出勤率が90%以上
- 支給は1回のみ
日産は手当の種類が多いですが、支給が「初回のみ」のものがほとんどです。
したがって、総支給にはそこまで大きく影響しません。
一方、ホンダ期間工の各種手当は、以下のとおりです。
ホンダ亜期間工の各種手当
生活立ち上げ準備金 | 2万円 |
---|---|
入社後10日間遅刻・早退・欠勤がなかった場合 入社日から3週間後に支給 | |
食事手当 | 1.3万円/月 |
毎月の給料と一緒に支給 | |
食事補助 | 1勤務1食無料 |
出勤日の休憩時間における食事は無料 | |
経験者手当 | 【過去の満了期間】 6~11ヶ月:1万円 12~23ヶ月:5万円 24~35ヶ月:7万円 36ヶ月:10万円 |
直近5年間でHondaで満了退職されている方 過去の就労期間に応じて支給額は異なる |
ホンダは目立った手当がないものの、食事手当が毎月支給されるのは地味に嬉しいポイントです。
ちなみに、上記の月収例にはこの食事手当も含まれているため、余計に大きな差が付きました。
以上が、日産期間工とホンダ期間工の給与形態の違いになります。
ここまでのポイントを簡単にまとめます。
- ホンダは基本給が高い
日産より日給で1,600円上回る - 入社祝い金は日産に軍配
日産は50万円、ホンダは10万円 - 満了慰労金はホンダに軍配
日産は総額102万円、ホンダは184万円 - 日産のその他手当は種類が多い
ただし、支給が1回のみ - ホンダは食事手当が毎月支給
総支給と年収を比較
ここまで日産とホンダ2社の給与条件を見比べてきました。
ただ、肝心なのは「総支給」です。
というわけで、上記の条件をふまえ、日産期間工とホンダ期間工の総支給(年収)を計算してみましょう。
日産 | ホンダ | |
3ヶ月 | 111万円 | 118万円 |
6ヶ月 | 233万円 | 224万円 |
1年目 | 426万円 | 451万円 |
2年目 | 375万円 | 463万円 |
(11ヶ月) | 3年目330万円 | 435万円 |
合計 | 1,131万円 | 1,349万円 |
平均月収 | 32万円 | 39万円 |
平均年収 | 388万円 | 463万円 |
まずは、3ヶ月・6ヶ月の短期の給料を比べてみると、2社に大きな差はありません。
日産は祝い金が高額ですが、ホンダは基本給が高いため、それぞれ相殺された結果です。
しかし、1年以上の年収ベースで比較すると、その差は歴然です。
日産は手当の支給回数が少ないのに対して、ホンダは「高額日給」「高額満了金」の影響が大きいからです。
総じて、3年間の平均年収はホンダのほうが約80万円も上回る結果になりました。
まとめ
今回は、日産期間工とホンダ期間工の待遇を比べてみました。
ここまでの内容をふまえ、2社におけるポイントをまとめます。
- 基本給は低い
- 入社祝い金が高額
- 手当の種類は多いが、支給回数が少ない
- 寮はキレイな1Kタイプの独身寮
- 日給が高い(昇給あり)
- 入社祝い金が少なめ
- 満了金が高額(しかも3ヶ月ごとの支給)
- 食事補助が毎月もらえる
- 寮はキレイな1Rタイプの集合寮
どちらも良し悪しがありますが、やはり一番重要なのは給料です。
その点を基準にすれば、ホンダ期間工のほうが好条件なのは明らかですね。
今回の内容が、応募先を選ぶときの参考になれば幸いです。
なお、他社の条件も詳しく知りたい方は、以下のランキング記事をご覧ください。