「期間工で働くと、いくら貯金できる?」
期間工は高収入&寮費無料の仕事です。
そのため、貯金目的で期間工の仕事に興味を持った方もいるかと思います。
では、期間工で働いた場合、現実的に貯金をいくら作ることができるんでしょうか?
まず早速、貯金額の目安をお伝えしましょう。
期間工はこれだけお金が貯まる!
- 最短3ヶ月:80万円以上
- 12ヶ月:300万円以上
- 最長35ヶ月:800〜900万円ほど
期間工で働けば、これだけの貯金が可能です。
ただし、期間工の給料は会社によって全然違います。
応募先をミスると思ったほどお金は貯まらないので、その点は注意してくださいね。
というわけで今回は、「期間工の貯金額の目安」を就労期間ごとに詳しく見ていきましょう。
貯金額の計算方法
まずは、貯金額の計算方法を簡単に説明します。
といっても、以下のように「入ってくるお金」と「出ていくお金」を想定するだけです。
期間工の総支給額は会社によって異なりますが、就労期間ごとに「稼げる上位10社」の平均を出したところ、以下のような結果になりました。
【期間工の総支給額】
就労期間 | 総支給額 |
3ヶ月 | 128万円 |
6ヶ月 | 253万円 |
12ヶ月 | 484万円 |
2年 | 926万円 |
2年11ヶ月 | 1,338万円 |
「稼げる会社」で働いた場合の話ではありますが、期間工の総支給は相当高いことはお分かりいただけるかと思います。
この金額は総支給なので、ここから税金などが天引きされることになります。
給与控除額は「2割ほど」が一般的なので、手取りは総支給の8割ほどです。
では、上記の総支給額から「期間工の手取り」も計算してみましょう。
【期間工の手取り額】
就労期間 | 総支給額 | 手取り額 |
3ヶ月 | 128万円 | 102万円 |
6ヶ月 | 253万円 | 202万円 |
12ヶ月 | 484万円 | 387万円 |
2年 | 926万円 | 741万円 |
2年11ヶ月 | 1,338万円 | 1,070万円 |
この金額が「手取り給与」になります。
さらに、税金以外の出費もざっくり想定してみました。
【入寮した場合の出費】
出費の目安 | |
食費 | 2万円/月 ※食堂利用の場合 |
生活費 | 節約した場合:3万円/月 通常:5万円/月 |
家賃・光熱費 | 無料 ※入寮した場合 |
「入寮」を前提にした場合、節約を心がければ月の出費は5万円程度、普通に生活すれば月の出費は7万円程度です。
それではこの条件のもと、以下では「期間工の貯金額」をチェックしていきましょう。
期間工の貯金額の目安
上記では、入ってくるお金(総支給)と出ていくお金(税金や生活費)を確認しました。
これを踏まえて、期間工で働いた場合の「貯金額の目安」を就労期間ごとに計算していきます。
※なお、以下の金額は「入寮」が前提になるので、その点は理解しておいてください。
3ヶ月の貯金額
まずは、期間工の最短契約である3ヶ月の貯金額を見てみましょう。
総支給額 | 128万円 |
手取り | 102万円 |
貯金額 | 節約した場合:87万円 通常:81万円 |
このとおり、期間工くらいの給料なら、3ヶ月だけでも80万円以上の貯金は可能です。
半年の貯金額
続いて、半年の貯金額も見てみましょう。
総支給額 | 253万円 |
手取り | 202万円 |
貯金額 | 節約した場合:172万円 通常:160万円 |
6ヶ月経つと、だいたいどのメーカーでも入社祝い金が全額支給される頃なので、総支給もかなり高額になります。
したがって、6ヶ月の貯金額は160万円以上の想定です。
1年の貯金額
では、期間工で1年働いた場合は、お金がどれくらい貯まるのでしょうか?
総支給額 | 484万円 |
手取り | 387万円 |
貯金額 | 節約した場合:327万円 通常:303万円 |
このとおり、とくに節約しなくても、期間工なら1年目で300万円以上の貯金が可能です。
食費以外の生活費を月3万円に抑えれば、わずか1年で327万円もの貯金をつくることができます。
2年の貯金額
では、もう少し長期の2年働いた場合の貯金額を見てみましょう。
総支給額 | 926万円 |
手取り | 741万円 |
貯金額 | 節約した場合:621万円 通常:573万円 |
2年目は入社祝い金がない分、総支給はどうしても下がりますが、それでも2年間の貯金額目安は570万円以上になります。
ちなみに、節約生活を続けた場合の貯金額はプラス50万円ほどです。
仮にこれだけお金が貯まれば、実店舗の商売も始められる金額ですし、憧れの高級車も買えちゃいます。
あるいは借金がある場合でも、返済の目処がある程度は立つのではないでしょうか。
3年(2年11ヶ月)の貯金額
では、期間工をフル満了した場合の貯金額を見てみましょう。
総支給額 | 1,338万円 |
手取り | 1,070万円 |
貯金額 | 節約した場合:895万円 通常:825万円 |
とくに節約を心かげなくても、期間工なら3年間で825万円もの貯金が可能です。
節約を心がければ、3年間の貯金額は900万円近くに及びます。
これだけのお金が作れれば、たとえば安めの中古物件なら現金一括で購入できそうな金額ですね。
以上が、期間工の貯金額の目安になります。
もう一度、表にまとめてみましょう。
【期間工の貯金額目安(入寮の場合)】
就労期間 | 貯金額の目安 | |
節約した場合 | 通常 | |
3ヶ月 | 87万円 | 81万円 |
6ヶ月 | 172万円 | 160万円 |
1年間 | 327万円 | 303万円 |
2年間 | 621万円 | 573万円 |
3年間(2年11ヶ月) | 895万円 | 825万円 |
いかがでしょうか。
入寮するという前提ではありますが、期間工で働けばこれだけの貯金を作ることができます。
お金を貯める目的は人それぞれですが、期間工なら金銭的問題も現実的に解決できるのではないでしょうか?
僕が初めて期間工で1年間間働いたときは、190万円の借金を返し、さらに120万円もの貯金が作れました。
アパートを借りた場合の貯金額も想定してみた
ここまでは、「入寮」を前提に貯金額を計算してきました。
では、寮に入らずに「賃貸アパート」で生活した場合はどうでしょうか?
一人暮らしの場合、当然ながら、家賃や水道光熱費がかかってきます。
また、寮のような食堂がないため、食費も高く付くでしょう。
ここで、一人暮らしの場合の出費をざっくり想定してみます。
【一人暮らしの出費目安】
出費の目安 | |
家賃 | 5万円 |
水光熱費 | 2万円 |
食費 | 3万円 |
生活費 | 5万円 |
合計 | 15万円 |
生活水準にもよりますが、一人暮らしの場合の出費はおおよそ月15万円です。
では、この条件で貯金額を再び計算してみましょう。
【一人暮らしの場合の貯金額目安】
就労期間 | 手取り | 貯金額 |
3ヶ月 | 102万円 | 57万円 |
6ヶ月 | 202万円 | 112万円 |
1年 | 387万円 | 207万円 |
2年 | 741万円 | 381万円 |
3年(2年11ヶ月) | 1,070万円 | 545万円 |
やはり入寮した場合と比べて、毎月15万円の出費は大きいですね。
ただ、期間工は給料が非常に高いため、家賃光熱費を払ったとしても年間180万円くらいの貯金は可能です。
期間工なら貯金1000万円も狙える!
それでは、今回の内容をまとめたいと思います。
【期間工の貯金額まとめ表】
就労期間 | 貯金額目安 | |
入寮して節約した場合 | 一人暮らしの場合 | |
3ヶ月 | 87万円 | 57万円 |
6ヶ月 | 172万円 | 112万円 |
12ヶ月 | 327万円 | 207万円 |
2年 | 621万円 | 381万円 |
3年(2年11ヶ月) | 895万円 | 545万円 |
ここから想定すると、期間工の貯金額は以下のとおりです。
- 入寮した場合:年間貯金額300万円前後
- 一人暮らしの場合:年間貯金額180万円程度
期間工で働いた場合の貯金額は、この辺りが目安になるかと思います。
期間工を募集するメーカーは「寮費無料」のところが多いので、効率よくお金を貯めるにはやはり「入寮」をおすすめします。
ただ、今回計算した貯金額は、あくまでも「稼げる会社」で働いた場合です。
仮に待遇のあまり良くない会社に入ってしまうと、上記の貯金額に全然及ばないこともあるでしょう。
ですから、なるべく効率よく早くお金を貯めたい方は、応募先の会社選びでミスらないようにしてくださいね。