「期間工の仕事って、1か月だけで辞めてもいいの?」
期間工は短期で高収入を得られる、非常に好都合な仕事です。
そのため、1か月だけサクッと稼ぎたい方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、期間工で1か月だけ働くことも可能です。

ただし、非常にリスキーで、期待しているほどは稼げません。
というわけで今回は、期間工を1か月で辞めるデメリットやリスクを解説します。
期間工は1か月だけでも働けないことはない
期間工はそもそも「有期雇用」の仕事です。
つまり、雇用期間が限られている仕事なので、契約のスパンに応じて短期で辞めても特に問題はありません。
しかしながら、多くのメーカーでは初回契約が3〜6か月となっています。
ですから、1か月で辞めるということは、初回契約の途中に「自己都合」で退職することになるんです。
また、最初の面接で「どのくらいの期間働けますか?」と質問された場合、そこで「1か月だけ」と答えると不採用になる可能性が高いです。


そのため、実際には1か月しか働くつもりがなくても、面接では長期間働く意思があるように見せる必要があります。



これは、あまり誠実な対応とは言えませんよね。
期間工の初回契約は3か月または6か月です。
応募するのであれば、最低でもその期間は勤め上げるつもりでいましょう。


期間工を1か月で辞めるデメリットやリスク
それでは、期間工を1か月だけで辞める場合、具体的にどんなデメリットやリスクがあるのか見ていきましょう。
会社の人から疎まれる可能性が高い
企業は非常に高いコストをかけて期間工を募集するため、一度入社した方には必要な期間を働いてほしいと考えます。
しかし、あなたがもし1か月で辞めると言い出すと、面接での回答と食い違うことになります。
結果、会社の人から疎まれる可能性が高く、同僚や上司からの信頼を失うことにもつながるでしょう。



人間関係がギクシャクして気まずくなるのは避けたいですよね…
やむを得ず1か月で辞める方もいますが、その際には誠実に事情を伝えることが大切です。
入社祝い金がもらえない
期間工を1か月で辞めると、入社祝い金をもらい損ねることになります。
たいていの会社は、入社から2〜3か月後、もしくは数回に分けて支給されるケースが多いからです。
ですから、入社祝い金目当てで期間工になったとしても、1か月で辞めてしまえば失敗に終わる可能性が高いです。
満了金やその他の手当が受け取れない
期間工は満了金やその他の手当も充実しています。
ただし、大きな手当は契約満了のタイミングか、あるいは数か月ごとの支給になるため、入社祝い金と同様、1か月だけでは受け取れないケースがほとんどです。



入社祝い金や満了金がもらえないなら、期間工で働く意味がないかも…
このように、期間工として1か月だけ働くことは、金銭的メリットを得られず、職場での立場にも悪影響を及ぼします。
1か月だけなら日雇いバイトがおすすめ
ここまでお伝えしたとおり、期間工を1か月で辞めると祝い金や満了金などのメリットは受け取れません。
それらの手当は、3〜6か月の初回契約を満了することが条件になっている場合が多いためです。
したがって、1か月だけ働く仕事として「期間工」は不向きです。
1か月だけ働きたい場合は、日雇いのバイトの方が現実的な選択肢になります。
日雇いバイトなら、1日ごとに仕事を選べて、スケジュールを自由に調整できますし、職種によっては日給が期間工と同程度になることもあります。
日雇いのバイトには、たとえば以下のような職種があります。
- イベントスタッフ
- 仕分け作業
- 品出し
- データ入力
- キャンペーンスタッフ
- 警備員
- 引越しスタッフ
- 交通量調査
- 配膳スタッフ、皿洗い
日雇いのバイトなら1日単位で稼げますし、職場の人間関係にストレスを感じることも少ないです。



合わない職種はすぐに変えられるので、けっこう気楽ですよ。
ですから、1か月だけ働きたい方は、大手でしっかり雇用契約を交わして働くのではなく、気軽な「日雇いバイト」をオススメします。
まとめ
ここまでの内容を、よくある質問形式でまとめます。
ここまでお伝えしたとおり、一応、期間工で1か月だけ働くことは可能です。
しかし、会社の意向を無視して強引に辞めることになるため、あなたにとっても会社にとってもあまり良い状況にはなりません。
ですから1か月だけであれば、割り切って日雇いバイトで働くのもありだと思います。
あるいは、もし期間工で短期で働きたい場合は、初回契約の3か月を目処にすることをおすすめします。
そうすれば「契約満了」のタイミングで退職することができるので、跡を濁すことにはならないはずです。

