「期間工をやるなら、トヨタとホンダどっちが稼げる？」
自動車メーカーは、期間工を募集する企業の中でも待遇は良いほうです。
そのため、あなたも「トヨタ」と「ホンダ」のどちらに応募するか迷っているのではないでしょうか？
詳しくは後述しますが、この2社の待遇を比較した結果、トヨタのほうがより多く稼げることがわかりました。
ですから、稼ぐことを最優先させるのであれば「トヨタ期間工」をおすすめします。
ただし、「ホンダ期間工」の給料もかなり優秀なので、勤務地などの都合で選んでもよいかと思います。
というわけで今回は、トヨタとホンダの2社で給与やその他の条件を詳しく比較していきます。
トヨタ期間工とホンダ期間工の給与条件
はじめに、最も重要な「給料条件」を比べていきましょう。
基本給の違い
給料の要となるのが「基本給」ですが、トヨタとホンダはどちらも日給制になります。
トヨタとホンダの基本給と月収目安は、以下のとおりです。
| トヨタ | ホンダ | |
| 日給 | 10,450円〜 | 11,200円〜 |
| 月収目安 | 29.7万円〜 | 32.4万円〜 |
トヨタの日給が決して低いわけではありませんが、ホンダはそれよりも1,000円ほど上回ります。
月収では約3万円の差になるので、ここは大きな違いですね。
ホンダ期間工は期間中に2回昇給があり、最終的には日給11,600円になります。
ただ、トヨタも2年目3年目は昇給するため、最終的には日給11,750円までアップします。
満了慰労金の違い
続いて、期間工のボーナスに当たる「満了機労金」を比較します。
| 勤続月数 | トヨタ | ホンダ |
| 3ヶ月 | 12万円 | 9万円 |
| 6ヶ月 | 39万円 | 9万円 |
| 9ヶ月 | ー | 15万円 |
| 12ヶ月 | 49万円 | 15万円 |
| 15ヶ月 | ー | 17万円 |
| 18ヶ月 | 51万円 | 17万円 |
| 21ヶ月 | ー | 17万円 |
| 24ヶ月 | 54万円 | 17万円 |
| 27ヶ月 | ー | 17万円 |
| 30ヶ月 | 56万円 | 17万円 |
| 33ヶ月 | ー | 17万円 |
| 35ヶ月 | 58万円 | 17万円 |
| 総額 | 306万円 | 184万円 |
満了慰労金においては、トヨタのほうに軍配が上がりました。
この違いをグラフでも見てみましょう。
その差は歴然です。
ホンダの満了金が決して低いわけではなく、トヨタは異常に高いんです。
ただし、ホンダは満了慰労金が3ヶ月ごとに支給されるメリットがあります。
入社祝い金の違い
期間工で働く大きなメリットである「入社祝い金」も比べてみます。
| トヨタ | ホンダ | |
| 総額 | 60万円 | 10万円 |
| 内訳 | 特別手当：40万円 初回更新手当：20万円 | 特別手当：10万円 |
トヨタの場合、3ヶ月の初回更新手当を含めると、総額は何と60万円！
それに対してホンダは10万円なので、この点だけでもかなりの差が付くことになります。
その他各種手当の違い
続いては、トヨタとホンダの上記以外の手当をそれぞれ見てみましょう。
まずは、トヨタ期間工の各種手当です。
トヨタ期間工の各種手当
| 赴任手当 | 3万円 |
|---|---|
| 食事補助 | 毎月の食堂利用料の半額 |
| 家族手当 | 2.5万円/月 |
| 寮費 | 無料 |
| 赴任帰任旅費 | 支給あり |
トヨタ期間工の場合、上記以外に目立った手当はないものの、子どもがいる方にとっては嬉しい手当があります。
一方、ホンダ期間工の各種手当は、以下のとおりです。
ホンダ期間工の各種手当
| 食事補助 | 1.3万円/月 1勤務1食無料 |
|---|---|
| 生活立ち上げ準備金 | 2万円 |
| 寮費 | 無料 |
| 赴任帰任旅費 | 支給あり |
ホンダの場合は、食事手当が毎月支給される点が大きいです。
そこまで高額な手当ではありませんが、月収が1.3万円アップするのと同じ効果があります。
どちらも高額な手当ではありませんが、無いよりはマシですよね。
というわけで以上が、トヨタ期間工とホンダ期間工における「給与条件」の違いになります。
ここまでのポイントを簡単にまとめます。
- 日給はホンダのほうが700円ほど高い（ホンダは昇給あり）
- 入社特典はトヨタが総額60万円、ホンダは10万円
- 満了金の総額はトヨタが300万円以上、ホンダが184万円
- トヨタは家族手当がある
- ホンダは食事手当が毎月支給
トヨタとホンダの総支給を比較
ここまで、トヨタとホンダの期間工における給与条件を比べてきました。
でも結局は、トータルでいくら稼げるかが重要になります。
では、ここまでの内容を踏まえて、トヨタ期間工とホンダ期間工の総支給を就労期間ごとに比べてみましょう。
まずは短期の総支給を比較します。
| トヨタ | ホンダ | |
| 3ヶ月 最短契約 | 144万円 | 118万円 |
| 6ヶ月 | 280万円 | 224万円 |
これだけ短期でも、総支給で数十万円もの差が生じる結果になりました。
トヨタは入社祝い金が高く、さらに満了金もホンダを上回るからです。
ただ、ホンダの給料が低いわけではないので、そこは誤解しないようにしましょう。
続いて、長期の年収を比較してみましょう。
| トヨタ | ホンダ | |
| 1年目 | 507万円 | 451万円 |
| 2年目 | 495万円 | 463万円 |
| 3年目 | 481万円 | 435万円 |
| 総額 | 1,483万円 | 1,349万円 |
| 平均年収 | 508万円 | 463万円 |
やはり、年収においてもトヨタのほうが好条件なのは明らかです。
2社とも2,3年目は昇給がありますが、年収ではトヨタのほうが30〜50万円ほど上回ります。
総じて約3年の総額は、トヨタのほうが40万円ほど多く稼げる計算になります。
ホンダの給料も優秀ですが、トヨタはさらに稼げる条件なんです。
したがって、1年以内の短期で働く場合は、トヨタのほうが確実に稼げます。
しかし、ホンダもかなり良い条件なので、長期で働く場合は候補に入れておくべきメーカーだと思います。
勤務時間の比較
ちなみに、トヨタとホンダの勤務時間帯は、以下のとおりです。
| 勤務時間 | |||
| 開始時間 | 終了時間 | ||
| トヨタ | ① | 6:25 | 15:05 |
| ② | 16:00 | 24:00 | |
| ホンダ | ① | 6:30 | 15:15 |
| ② | 15:05 | 23:30 | |
2社とも基本的には、①と②の2直交替勤務になります。
つまり、①と②のシフトを1週間ごとに交替するような働き方です。
トヨタもホンダも似たような勤務時間帯で、昼夜が逆転するようなシフトではないのは助かりますよね。
ただ、勤務時間帯は配属される部署によっても変わる可能性があるので、そこでは理解しておきましょう。
正社員登用実績の比較
なお、期間工は「有期雇用」の仕事ですが、登用試験をクリアすればそのまま正社員になることも可能です。
実際、トヨタもホンダも、期間工から正社員への登用制度があります。
トヨタは以下のとおり、登用実績も公開しています。
| トヨタ | ホンダ | |
| 登用実績 | 1,565名 （2017〜2023年） | 不明 |
| 推定採用人数 | 223名/年 | ー |
| 試験回数 | 年2回 | 年2回 |
一方、ホンダの登用実績は不明です。
ちなみに、正社員の登用実績は、期間工を募集するうえでの宣伝になります。
なぜなら、長期で安定した仕事に就きたい人にとって、正社員への期待が持てることは大きなメリットになるからです。
したがって、ホンダよりトヨタのほうが正社員登用に積極的だということは推測できます。
将来を見据えて期間工へ応募する方は、このあたりも踏まえて検討してみてくださいね。
結論
今回は、「トヨタ期間工」と「ホンダ期間工」の給与やその他の条件を比べてきました。
期間工の求人としてはどちらも人気のある会社ですが、「短期で稼ぐ」という点においてはトヨタのほうが断然オススメです。
ただ、トヨタ期間工は人気が非常に高いので、内定を確実に決めたい方は「無料の採用支援サービス」を活用しましょう。
トヨタには及びませんが、ホンダも平均年収463万円程度は稼げるほど待遇は良いです。
勤務地の都合などもあるかと思うので、そこを基準に仕事を選んでもいいでしょう。
それでは、、あなたの採用が無事に決まるよう応援しています！
