「期間工の仕事って割に合わない」
「今の会社が割に合わないと感じたら、すぐに辞めるべき?」
「稼げる」と期待して働き始めた期間工の仕事。
しかし、入社して現実を目の当たりにすると、期間工が「割に合わない」と感じることもあるかと思います。
たとえば、「仕事が思っていたよりきつい」とか、「期待していたより稼げない」とかです。
ただ、その場合、期間工自体が悪いというより、あなたが仕事にまだ慣れていないから負担を余計に感じているだけかもしれません。
あるいは、その会社の待遇が本当に良くなければ、転職を考える必要が出てくるかもしれません。
そこで今回は、期間工が割に合わないと感じる要因や、その場合の対処法をお伝えしましょう。
期間工が割に合わないと感じる4つの要因
期間工の仕事が「割に合わない」と感じる理由は人それぞれですが、主に以下のような理由があるかと思います。
【その1】
交替勤務や作業の負担が大きい
まず考えられる要因が、日勤と夜勤の交替勤務に対する負担や、ライン作業に対する負担です。
とくに最初のうちは、「きつい」「作業が間に合わない」「疲れる」といったことを感じる時も多いでしょう。
ただ、期間工がきついと感じる大半の場合は、仕事にまだ慣れていないだけなんだ。
どんな仕事でも、慣れないうちは大変さが2倍3倍に感じますもんね…
一方で、その人の体力以上に作業負担が大きすぎる場合は、結構キツいと思います。
常に無理をしている状態が続くわけですから、頑張りすぎてしまうと体調不良を突然起こしたり、あるいは心が折れてしまうかもしれません。
仕事にまだ慣れていないだけなのか、あるいは自分の体力を超えて負担がかかり過ぎているのか、ここは良く見極める必要があるでしょう。
【その2】
思ってたほど稼げない
また、「割に合わない」と感じる要因として、期待どおりに稼げていないケースもあるかと思います。
たとえば、募集要項で「1年目460万円以上」「満了金最大200万円」「入社祝い金50万円」という情報を見ると、いかにも稼げそうな印象を受けるはずです。
しかし、実際に入社して数ヶ月働いてみると、思いのほか残業が少なくて月収が伸びなかったり、手当の支給条件が厳しかったりして、想定していたより給料が低いこともあるでしょう。
この対策としては、まず入社する前に給与条件をしっかり確認することが大切です。
さらに、会社によっても待遇にかなりの差があるので、当然ですが、なるべく多く稼げる求人を選ぶことも重要になってきます。
つまり、現状「稼げない」と感じている場合は、期間工の会社選びでミスった可能性があります。
【その3】
将来に対する不安が大きい
期間工を採用する大抵の会社では「正社員登用制度」があるので、将来を見据えて入社するケースもあるでしょう。
しかし、同じように先々の安定を望んで期間工で働く人は多いため、誰でも正社員になれるわけではありません。
ですから、正社員になることを目指して期間工になったとしても、将来に対する不安が払拭されるわけではないんです。
そういう意味で、期間工が「割に合わない」と感じることもあるかと思います。
【その4】
仕事が楽しくない
また、給料はそこそこ稼げても、仕事が楽しくないという理由で「割に合わない」と感じることもあるでしょう。
期間工は工場でのライン作業です。
仕事中は人とのコミュニケーションもほとんどないですし、所定の工程を何時間も続けるのは決して楽しいものではありません。
ですから、期間工に「楽しさ」はあまり求めないほうが良いです。
そういうことを承知のうえで「給料のため」と割り切って働くのが、期間工(工場仕事)だと思います。
ただ、楽しくないというのは作業中の話であって、周りと良い関係を築けば工場生活も悪くないですよ。
- 交替勤務や作業の負担が大きい
- 思ってたほど稼げない
- 将来に対する不安が大きい
- 仕事が楽しくない
期間工が割に合わないと感じる要因はさまざまですが、主な理由はこの4つがあるかと思います。
割に合わないと感じたら今すぐ辞めるべき?
もし、期間工の仕事が「決定的に合わない」と感じるのであれば、無駄な我慢はせずに、潔く辞めたほうが時間を棒に振らなくて済むと思います。
ただ、いきなり無職になるのは少々無謀なので、できれば次の仕事や方向性だけでも先に決めておきましょう。
しかしながら、「割に合わない」と感じるのが、まだ仕事に慣れていないせいだとしたら、決断を早まらないほうが良いです。
工場生活に慣れてくれば余裕も出てきますし、中長期で勤めたほうが収入面のメリットは大きいからです。
なので、仕事に対する負担と今後の収入について冷静に考えたうえで、今の会社で期間工を続けるかどうかを考えてみてください。
いちばん注意したいのは、待遇の悪い会社でずっと働き続けることです。
もしそうであれば、あなたが仕事を頑張ったとしても、収入に結びつくことはありません。
この場合は、潔く「稼げる会社」へ再入社することをおすすめします。
あなたの努力が給料として反映されれば、楽しくない工場仕事でもモチベーションを保ったまま働けるはずです。
ただし、できることなら、今の会社も契約更新のタイミングで退職したほうが良いです。
途中退職すると満了金やその他の手当をもらい損ねることになりますし、次の就職活動でマイナス要素になる可能性もあります。
これらのポイントを踏まえて、今の会社で期間工をもうしばらく続けるのか、次の会社へスパッと転職するのかを考えてみてください。
割に合う期間工の条件と探し方
では仮に転職することを決めた場合、次の会社はどう選べば良いんでしょうか。
当然のことながら、次は「割に合う期間工」で働きたいですよね?
作業がキツくて割に合わない!
まず、仕事の負担を考えた場合、軽作業の多い部品メーカーを候補に考えてみてはいかがでしょうか?
自動車メーカーなどに比べて部品メーカーは女性社員の割合も比較的多いため、作業負担という意味では続けやすいと思います。
夜勤負担が割に合わない!
あるいは、夜勤で働くことに負担を感じているのであれば、日勤のみか準夜勤(0時頃に夜勤が終わる)の求人を検討してみましょう。
「昼夜が逆転しない生活」というだけで、身体への負担はだいぶ変わるはずです。
稼げなくて割に合わない!
また、「割に合わない」と感じる理由が給料にあるなら、問答無用で稼げる期間工求人に応募してください。
期間工の給料は会社によって数十万〜数百万円も差が生じるので、きちんと稼げる会社で働けば、あなたの努力も報われるでしょう。
要は、期間工という仕事が天国になるか地獄になるかは、「会社選び」が運命の分かれ道になるわけです。
仕事に対して何を優先したいのかをよく考えたうえで、次はそれが叶う条件の会社を慎重に選ぶようにしてくださいね。
まとめ
「期間工は割に合わない」
たしかに、あなたの働く環境や待遇によっては、こう感じることもあるかと思います。
ただ、仕事内容や給料が会社によって違うのは当然のこと。
要は、自分の希望に合った仕事を選べているかどうかが重要になるわけです。
「作業負担が軽い会社」「夜勤がない会社」「しっかり稼げる会社」の求人は実際にあるので、あなたの希望に合った会社を一度選び直してみてはいかがでしょうか。