「期間工って入社祝い金が何十万円も出るみたいだけど、もらってすぐ辞めるのはあり?」
期間工の最大のメリットでもある、高額な入社祝い金。
非常に魅力的な条件ではありますが、一方で “祝い金目当て” で入社する人も少なくありません。
いわゆる「祝い金ハンター」です。
ただ、入社祝い金をもらってバックレるのだけはやめたほうが良いです。
早々と退職すると入社祝い金が全額もらえないだけでなく、返金義務や転職でのリスクも伴うからです。
というわけでこの記事では、期間工の入社祝い金を受け取ってすぐ辞める「祝い金ハンター」のリスクについて解説します。
期間工をすぐに辞めたら入社祝い金は全額もらえない
期間工の入社祝い金は非常に高額なので、それに惹かれて応募する人も少なくありません。
実際、入社して1ヶ月目に祝い金を支給してくれる会社もあります。
入社祝い金をもらって辞めるのはOK?
では、この入社祝い金を受け取った後にすぐ退職しても、問題はないのでしょうか?
ただし、企業によって対応は異なるため、入社祝い金の支給条件はよく確認したほうが良いです。
また、将来的なキャリア構築や企業との関係性を考えたうえで、辞めるタイミングは慎重に考えるべきでしょう。
一定期間を働かないと入社祝い金はもらえない
たいていの場合、入社祝い金を全額もらうには一定期間を働かなければいけません。
そのため、募集要項に「入社祝い金総額50万円」と書いてあっても、3ヶ月で辞めた場合は20万円しか貰えないケースもあるんです。
高額な入社祝い金は分割支給になることが多いです。
分割で支給する理由は、やはり会社側も「祝い金ハンター」を警戒するからです。
高額な祝い金は働く人にとっては大きなメリットですが、一方で長期間働いてもらうためのインセンティブとして機能しているわけです。
期間工をすぐに辞めてしまうと入社祝い金は全額もらえない可能性が高いので、その点は理解しておきましょう。
入社祝い金の返金義務について
期間工として入社祝い金を受け取ったあとにすぐ辞めると、全額もらえないだけでなく、雇用契約上、返金の義務が生じることがあります。
すぐに辞められたら、会社としても現金をバラまいているようなものですからね…
さらに入社祝い金目当てですぐに辞めると、その会社はもちろんのこと、応募の際に利用した派遣会社でもブラックリストに載ってしまう可能性が高いです。
その場合、将来同じ会社や関連企業で働くことが難しくなります。
このように、入社祝い金をもらってバックレる、いわゆる祝い金ハンターは、現金をだまし取ろうとする行為と近しいものがあり、返金などのリスクも伴うので、やめた方が良いです。
入社祝い金を満額受け取るために大事なこと
入社祝い金を満額受け取るためには、支給条件をよく確認し、それに従うことが大切です。
たとえば以下のような条件があります。
- 初回契約6ヶ月内で3回に分けて支給
- 入社翌月末までの出勤率が90%以上
入社祝い金の支給には、一定期間の就労だけでなく、出勤率が絡む場合もあるので、注意しましょう。
祝い金を満額ゲットするために、まずは初回契約の満了をめざしてくださいね。
また、入社祝い金の額は会社によってかなりの差があるので、なるべく好条件の求人を選ぶことも大事なポイントです。
祝い金ハンターはやめておこう!
それでは、ここまでの内容をまとめます。
入社祝い金を目当てにすぐに辞める「祝い金ハンター」はリスクが高く、ハッキリ言ってお勧めできません。
会社によっては、一定期間内に退職すると返金を求められることもあります。
また、早期退職はその会社や派遣会社でブラックリストに載るリスクもあり、将来の就職に影響を与える可能性が高いです。
初回契約満了!
祝い金をもらい損ねないために、まずはこれを目標にしましょう。
また、求人を選ぶ際はどうしても祝い金の額に目を奪われがちですが、結局は「トータルでいくら稼げるか」が最も重要です。
期間工で働く会社を選ぶときは、総支給額の高いところを選ぶようにしましょう。