建設機械において、世界第2位のシェアを誇る『日立建機』。
現在、茨城県の4工場で期間工の募集がかかっているため、応募を検討中の方もいるかと思います。
そこで今回は、日立建機期間工の待遇について詳しく解説します。
日立建機の仕事内容
まずは、日立建機の会社概要や期間工の仕事内容を見ていきましょう。
日立建機はどんな会社?
1970年に設立した日立建機は、油圧ショベル、ホイールローダ、ブルドーザ、クレーンなどを開発・製造・販売する日本の重工業メーカーです。
世界50カ国以上に拠点を持つグローバル企業であり、年間売上高は1兆円を超えます。
建設機械業界における世界シェアは第2位を誇り、特にクローラー式油圧ショベルは世界シェア1位を長年保持しています。
日立建機の会社概要は、以下のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 日立建機株式会社 |
設立年 | 1970年 |
本社所在地 | 〒110-8560 東京都台東区東上野二丁目16番1号 |
代表者 | 髙野 敏弘(代表取締役社長) |
資本金 | 815億7千7百万円 |
従業員数 | 約24,000人(連結) |
事業内容 | 建設機械、運搬機械、農業用機械などの開発・製造・販売 |
年間売上高 | 1兆4,059億円(連結) |
主な製品 | 油圧ショベル、ホイールローダ、ブルドーザ、クレーンなど |
ウェブサイト | https://www.hitachicm.com/global/ja/ |
近年ではICT(情報通信)技術を活用した建設機械の開発にも力を入れているため、今後も世界中の現場の課題解決に貢献することでしょう。
仕事内容
したがって、日立建機における期間工の仕事は、ショベルカーなどの建設機械の製造です。
工場によって仕事内容は異なりますが、たとえば以下のような工程があります。
作業風景 | 作業工程 |
---|---|
部品組立 ショベルカーの基幹となる部品の組み立て。 | |
溶接 部品を設計通りに溶接。 | |
機械加工 ショベルカーの中の部品を研磨。 | |
溶接 日立を象徴するタキシードイエローに仕上げる。 | |
本体組立 部品と部品を組み立ててショベルカーを完成させる。 |
自動車1台作るのと比べて、サイズ感が全然違いますね。
でも、過度に重たい物を運んだりするわけではないので、その点は心配いりません。
日立建機は、いわゆる「ライン作業」のような仕事だけでなく、部署によってはチームを組んで作業を行う場合もあるため、時間に追われるような殺伐とした工程は少ないです。
勤務地
では、期間工の募集がかかっている4工場の場所も確認しておきましょう。
常陸那珂臨港工場
常陸那珂工場
土浦工場
霞ケ浦工場
以上が、日立建機の会社概要と主な仕事内容になります。
日立建機の勤務形態
続いて、日立建機期間工の勤務形態を簡単にチェックしておきましょう。
勤務時間
期間工の勤務時間は、以下のようなシフトになります。
[1] 08:15~16:45
[2] 19:35~05:35
[3] 20:30~05:00
[4] 21:00~05:30
[1]の日勤だけの場合か、もしくは[1]と[2]~[4]のいずれかでの交替勤務になります。
休日
日立建機期間工の休日は、以下の条件です。
- 土日休み
- 年間休日124日
- GW、お盆、年末年始休暇あり
- 有給休暇は入社日より24日付与(以降は1年毎に24日付与)
年間休日は他社より少し多いですね。
土日休み、長期連休ありというのは同じです。
注目すべきは、24日の有給休暇が入社してすぐに付与される点です。
もちろん、2年目以降も有給休暇は24日ずつもらえます。
他社では「入社半年後に10日付与」という条件が一般的です。
それと比べると、日立建機は日数が多くて、付与されるタイミングもかなり早いのがメリットです。
ちなみに他社の場合は、「入社半年後に10日付与」という条件が一般的なので、日立建機の有給条件は群を抜いています。
雇用期間
期間工の雇用契約期間については、以下のとおりです。
- 最長5年
- 初回契約3ヶ月
- 以降6ヶ月ごとの更新
契約の更新スパンは他社と同様ですが、日立建機の場合は雇用期間の最長が5年になります。
通常、期間工のような契約社員は「最長3年」というルールがありますが、5年まで延長できるということは、おそらく正社員になる前提であれば雇用を継続できるんだと思います。
以上が、日立建機期間工の雇用形態です。
日立建機期間工の給料事情
それでは続いて、最も重要な給料について見ていきましょう。
基本給と月収目安
日立建機期間工は、基本給が以下の条件になります。
- 月給18万円〜
- 交替勤務手当7,000円/日
- 毎年昇給あり ※実績2,000〜4,000円(6月)
日立建機は「月給制」で、それにプラスして残業代や交替勤務手当が付きます。
月給制の場合は、長期連休などによる給与変動の影響が少ないメリットがあります。
月残業30時間を想定した場合、月収目安は以下のとおりです。
日勤の場合 | 夜勤ありの場合 |
22万5,270円 | 29万9,344円 |
月給18万円 + 平日時間外割増1,509円×30時間=4万5,270円 | 月給18万円 + 平日時間外割増1,509円×30時間=4万5,270円 + 交替勤務手当10回=7万4,074円 |
ご覧のとおり、「交替勤務手当」の影響はかなり大きいですね。
賞与(ボーナス)
日立建機の期間工では、正社員と同じように年2回のボーナスが支給されます。
- 月給2ヶ月分の賞与が年2回(6月・12月)
- 2020年度実績72万円(18万円×4)
年間での支給額は「月給の4ヶ月分」に相当します。
なお、前述したように、基本給は年に1回昇給するため、長期で働けばボーナスも必然的にアップすることになります。
その他の各種手当
では、上記以外の手当も確認しておきましょう。
- 赴任手当75,000円(県外赴任者のみ)
- 皆勤手当1万円/月
- 満了慰労金あり(3ヶ月10万円、5ヶ月25万円など)
- 食事補助13,980円(入寮者のみ)
満了慰労金にはいくつかのパターンがあるようですが、いずれにしてもボーナスにプラスして支給されればかなりの金額になります。
また、赴任手当や食事補助といった点で、県外から赴任する入寮者は優遇されます。
年収目安
では、以上を踏まえて、入社3年目の年収を想定してみましょう。
月収 | 年収 |
31万5,810円 | 484万8,120円 |
26万4,600円 + 時間外割増1,707円×30時間=51,210円 | 31万5,810円×12か月 + 賞与4ヶ月相当 |
昇給やボーナス、残業も考慮すると、3年目で年収はなんと484万円にも及びます。
さすが世界シェア2位の会社は、かなり稼げそうだね。
年収高〜い!
私も応募考えちゃおうかな。
日立建機のような世界でも売上を伸ばす会社は、とにかく給料が高い傾向があります。
ですから、期間工の待遇も申し分ないでしょう。
≫日立建機期間工の募集要項を詳しく見る
※求人一覧から該当ページを探してご覧ください。
日立建機は正社員登用率が高い
そして、日立建機の最大の魅力が、正社員登用率の高さです。
- 正社員登用率88%
- 登用試験年2回
- 20代〜40代の方まで登用実績あり
なんと、期間工から正社員への登用率は88%という驚異的な実績を誇ります。
「ほとんど正社員になれる」といっても言い過ぎではない実績ですね。
大手自動車メーカーなどは、正社員になれるのは20,30代の人が大半です。
しかし、日立建機では40代の方でも正社員のチャンスがあります。
以下は、日立建機の正社員登用実績になります。
- 2019年度:80名
- 2020年度:50〜60名
- 2021年度:100名以上
- 過去7年間で650名以上(年間約100名が正社員に)
年度ごとに多少の変動はありますが、おおよそ年間100名が正社員へキャリアアップを果たしています。
上記のように、期間工の契約も最長5年とかなり長いので、日立建機は将来的に腰を据えて働きたい方にもオススメできる会社です。
まとめ
それでは、日立建機期間工の求人情報のポイントをまとめます。
- 日立建機は1970年設立
- 建設機械業界において世界シェア第2位
- 勤務地は茨城県の4工場
- 年間休日124日以上
- 入社してすぐに有給休暇が24日付与
- 雇用期間は最長5年
- 基本給は18万円〜(月収目安は約30万円)
- ボーナスは月給4ヶ月分相当
- 満了慰労金あり
- 赴任手当7.5万円
- 3年目の想定年収484万円
- 正社員登用率88%!(年間約100名)
とりわけ注目すべきは、以下の点です。
- 世界シェア代2位の企業
- 長期で働ける
- 期間工のボーナスが高い
- 休日が多い
- 正社員になれる可能性が濃厚
建設機械メーカーという少し特殊は仕事ではありますが、「世界シェア2位」なので待遇は申し分ありません。
また、正社員になれる可能性が高いので、安定して仕事に就きたい方にも日立建機をおすすめします。
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ただ、ここまでで日立建機の募集要項をご覧になって「微妙だな」と感じた方は、ぜひ以下で紹介するオススメ求人をチェックしてみてください。