大学中退は、かなり勇気のいる決断です。
それまで勉強してきたことや学費が無駄になるだけでなく、この先どうしたらいいのかという強烈な不安に襲われるからです。
しかし、決められたレールを歩くだけが人生ではありません。
迷いながらでも自分の考えと決断で人生を切り拓いていく人は、本当に強く、深みのある人間になっていきます。
そして世の中の成功者には、そういう人が意外と多いです。

実は僕自身も19歳のとき、1年間通った大学を中退しました。
その後、飲食店でしばらく働きましたが、労働条件がブラックだったのを理由に「期間工」へ転職。
それで人生を立て直し、現在に至ります。


というわけで今回は、大学中退して期間工をやった経緯や、そのような決断をして良かったこと・後悔したことをお伝えします。
この記事を最後まで読めば、大学中退とその後の人生に対して、今までとは違った視点を持てるようになるはずです。
大学中退した理由と、その後、期間工になった経緯
そもそも、あなたはなぜ大学に行ったのでしょうか?



僕は正直、「ただ何となく」でした…
ふつうに高校へ通い、大学に進学して就職。
ある意味、限定されたレールの中で進路を考えてきたため、いざという時、自分の本当の想いがよく分からなかったからです。
大学に入った動機が中途半端だった僕は、勉強に対する意欲も薄れていき、親に学費を払ってもらうことへの後ろめたさも感じていました。
そして、「自分で稼いで早く自立したい!」という気持ちが徐々に強くなり、ついに中退を決意。
その後は、大学のときに始めた飲食店のアルバイトをフルタイムで入り、フリーターをしばらく続けました。


それから
- 大学時代から勤めていたダイニングバーで正社員になる。
- 社内異動で他店の店長になるも、劣悪な労働環境に耐えかねて退職。
- 個人経営の別のバーで働き始めるが、オーナーが失踪し、やむなく退職。
- 営業職を転々とするも、肌に合わず、ついに無職。
- 家賃が払えなくなり実家に戻り、数カ月間ニートに陥る。
- とにかく収入を確保するために期間工で働き始める。
大学中退して以降、20代の前半だけでも転職に関わるエピソードがこれだけあります。
それなりに苦労はしてきましたが、不思議と大学を中退したことへの後悔はなく、むしろ今を懸命に生きている充実感がありました。
しかしながら、仕事上の不運や自分の未熟さも相まって、25歳のときに一度、ニート状態へ陥ります。


大学中退後に工場勤務を選んだ理由



そんな状況を何とか脱するために就いた仕事が、「期間工」でした。


正直、工場勤務は気が進みませんでしたが、ニート状態に陥っている自分への嫌悪感と、「収入を確保しないと…」という焦りがあったからです。
また以下の点も、僕にとっては好都合でした。
- 学歴や経歴が問われず、未経験でもOK
- 特別なスキルや資格は必要ない
- 有期雇用の仕事で短期でも働けた
- 何より待遇が良かった
工場で実際に働いてみると、待遇の良さに驚きました。


飲食店のときより1日の労働時間も短いうえに休日が2倍に増えたにも関わらず、年収が200万円以上もアップしたからです。
このとき、職業による待遇の差を思い知ると同時に、今までの苦労が報われた気がしました…。
ですから、期間工は人生を立て直す手段として最適だと思います。
期間工の給与は、会社によって全然違います。
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大学を中退したことで、一般的な就職ルートから外れたのは事実です。
しかし、あのまま自分の想いを無視して人生を歩んでいたら、きっと無気力な人間になり、いつか別のタイミングで精神が崩壊していたことでしょう。



無謀な決断だったかもしれませんが、僕はあのとき、自分の人生の主導権を取り戻すことができたんです。
大学を中退して良かったこと・後悔したこと
人生の岐路に立った時、2つの選択肢を同時に取ることはできません。


ですから1つの道を選べば、必ず失うものがあるわけです。
実際僕が大学を中退したときも、良かったと思うこともあれば、後悔を感じた部分もありました。
大学中退して良かった点
大学を辞めて良かった点は、以下のようなことです。
- 自分の収入で生活できる
- 学費を払う親の負担がなくなる
- やりたくない事で時間を無駄にしなくて済む
- いち早く社会経験が積める
- 年上との人間関係が増える
- 自分の道を選んだことへの自信が持てる
大学を辞めれば何かしらの仕事をすることになるため、当然、学生気分ではいられません。
しかし、自分で稼いだお金で生活するようになれば、大学以外での人間関係もどんどん広がり、自立している実感が湧いてきます。
また、大学へ通い続けることへのストレスや、学費を払ってくれている親への後ろめたさも無くなりました。
大学中退して後悔した点
ただ、大学を中退したことが自分にとってベストな選択だったと思う一方で、以下の点では後悔を感じたのも正直なところです。
- それまで払った学費が無駄になる
- 就職の選択肢が狭まる
- 親を失望させた
ひとつの人生経験とはいえ、やはり学費が無駄になったことには心が痛みました。
また、視野を広げれば仕事はいくらでも見つかると思いつつも、「大学中退」という決断によって選択肢を自ら狭めることになったのも事実です。


ですから、一流企業でバリバリ働く人に対して、コンプレックスが全くないわけではありません。
そして何より、自分の将来を期待していた親への申し訳ない気持ちが一番大きかったと思います。
大学中退したときの親の気持ち
子どもの将来を案ずるのが、親というもの。
たいていの親は、子どもがなるべく苦労しないよう、良い大学に行って、良い会社へ就職して、安定した人生を送ってほしいと願っているんです。
だから、大学中退を切り出したときは、相当な憤りを感じたと思います。


もちろん、学費を無駄にされたことへの怒りもあったでしょう…。



でも僕は当時思ったんです。
親の期待に答えるのが人生じゃないって。
親は親なりに、今まで培ってきた価値観があります。
しかし、親とはいえ不完全なひとりの人間ですから、親が「子どもの人生の正解」を見通せるはずがないんです。(そもそも正解はありませんが)
僕はそれまで大事な決断の機会を親に奪われることが何度かありましたが、大学に進学したことで「誰かが決めた人生を生きても幸せになれない」ことを悟りました。
ですから、大学中退を親に告げたことは、僕にとってある意味、自分の人生を取り戻すための聖戦だったんです。


大学中退して期間工をやった者の今の人生
僕は大学を辞めたことで、人生をより深く、広く味わいました。
ハードな選択をしたことは否めませんが、そのおかげで人生に対する知恵や人間力がつき、現在ではフリーランスで生計を立てるまでに至ります。


大学中退してからというもの、紆余曲折の末、経済的な窮地に陥ることもありましたが、僕は期間工の仕事をやったことで人生を立て直すことができました。
あなたも今、これからことに不安を感じていることでしょう。
でも実は、それは不安ではなく、無限の可能性が拓いていくときの感覚なんです!


ですから、どのような選択をするにしても、自分を信じて、勇気を持って一歩を踏み出してみてください。
あなたの人生が、強く、太く発展してくことを、陰ながら応援しています。
でも、もしこの先、収入源に困るようなことがあれば、ひとつの打開策として、誰でも効率よく稼げる「期間工」の仕事をおすすめします。

