「ブリヂストン期間工の給料は年収でいくら稼げる?」
「ブリヂストン期間工は正社員登用のチャンスがあるの?」
1931年に創業した、世界No.1タイヤメーカーの『ブリヂストン』。
そのブリヂストンの「栃木工場」において現在、期間工の募集がかかっています。
果たして、給与やその他の待遇はどうなんでしょうか?
というわけで今回は、ブリヂストン期間工の求人情報を詳しくチェックしていきたいと思います。
ブリヂストンの仕事内容
まずは、ブリヂストン期間工の仕事内容や勤務形態を見ていきましょう。
ブリヂストンはどんな会社?
1931年の創業以来、「より良い社会の実現」を掲げ、人々の生活を支える製品とサービスを提供し続けるブリヂストンは、世界No.1タイヤメーカーとして、その名は世界中に知れ渡っています。
自動車に欠かせないタイヤブランド「ダンロップ」や「POTENZA」は、世界中のドライバーから愛されています。
しかし、ブリヂストンの挑戦はタイヤだけにとどまりません。
スポーツ用品や自転車など、幅広い事業を展開することで、人々の生活をあらゆる角度から支えています。
また、ブリヂストンは環境負荷低減を取り組む企業として、原料調達から製品廃棄まで、環境に配慮したサステナブルな経営を推進しています。
さらに、自動運転技術やAI技術を活用した新たなモビリティサービスの開発といった次世代の挑戦も始まっています。
仕事内容
そんなブリヂストンでの期間工の仕事内容は、メインである「タイヤの製造」です。
ただ、ひとつのタイヤを作るにも、その製造工程は多岐にわたります。
主な作業工程は、以下のとおりです。
- 精練工程
タイヤの原材料や配合薬品を大型のミキサーで練り合わせる。 - トレッド押出工程
タイヤが直接路面に触れる「トレッド」という部材を作る。 - コード/カレンダー工程
ナイロン、ポリエステルなどの原糸を撚り合わせる。
強度をあげる処理を行い、タイヤの骨格部分となる部材を作る。 - スチールベルト工程
タイヤの骨格を補強するスチールベルトと呼ばれる部材を作る。 - 裁断工程
各部材を一定の幅・角度に裁断する。 - ビード工程
ビードと呼ばれるタイヤとホイールの接合部分の部材を作る。 - 成型工程
各種部材を成型機を使って組立て、タイヤの原型を作る。 - 加硫工程
生タイヤを金属の釜に入れ、一定時間熱と圧力を加え、各部材を接着させる。 - 検査工程
完成したタイヤを1本1本検査する。
タイヤ製造にはこれだけの工程があり、各部署における作業もさらに細分化されています。
地味な作業ではありますが、自動車の要となる部品なので、重要な仕事であることは確かです。
勤務形態
続いて、ブリヂストン期間工の勤務形態を見ていきましょう。
ブリヂストンの工場では、「4班3交替」というシフトを採用しています。
勤務時間帯は以下のとおりです。
要するに「4班3交替」とは、1直・2直・3直を休みを挟みながら繰り返すシフトになります。
夜勤があるのは他社でも同じですが、3交替はやや特殊です。
このシフトの場合、土日休みになるとは限りませんが、平日に休みを取れることはメリットにもなるかと思います。
契約期間と休暇
期間工は「有期雇用」の仕事になるので、契約期間についても確認しておきましょう。
- 初回契約6ヶ月
- 以降の契約は6ヶ月ごとの更新
- 最長4年11ヶ月まで延長可能
このとおり、契約が6ヶ月更新というのは他社でも同じです。
ちなみに、ブリヂストンでは、期間工を3年以上続けた人のほとんどが正社員にキャリアアップしています。
休暇事情は以下のとおりです。
- 5勤2休または5勤1休
- 長期連休あり(夏季、年末年始)
- 有給休暇あり
- 年間休日は106日
ブリヂストンの年間休日は、他社に比べて若干少ないです。(他社は120日程度)
ただ勿論、その分は給料として反映されます。
勤務地
ブリヂストンの栃木工場(勤務地)の場所も確認しておきましょう。
以上が、ブリヂストン期間工の仕事内容と勤務形態になります。
ブリヂストン期間工の給料条件
次は、一番気になる給与条件を見ていきましょう。
基本給と月収目安
ブリヂストン期間工の基本給は、時給1,300〜1,500円になります。
時給は配属部署によって異なり、また、経験によって昇給もあるようです。
なお、月収目安は以下のとおりです。
時給 | 月収目安 | 労働時間 |
1,300円 | 284,000円 交替手当を含む | 22日勤務 残業20時間 |
1,500円 | 364,475円 交替手当を含む | 24日勤務 残業20時間 |
勤務日数は月21〜22日が平均で、月残業も20時間くらいは見込めます。
したがって、ブリヂストン期間工の平均月収は30.5万円程度になるでしょう。
入社祝い金・ボーナス・その他手当
各種手当は以下のとおりです。
手当 | 支給額 |
入社祝い金 | 5万円 |
賞与(ボーナス) | 11〜20万円×年2回 (夏季・冬季) |
家族給 | 上限3万円 |
中には数十万円もの入社祝い金が支給される会社もあるので、それと比べるとブリヂストンの支給額は正直ショボいですね…。
なお、ブリヂストンでは、満了金の代わりに「ボーナス」が夏季と冬季に支給されます。
支給額は業績によって変動しますが、満了金のように出勤率が影響しないのはメリットです。
短期総支給と年収
では、上記の支給条件を踏まえて、ブリヂストン期間工の総支給・年収を計算してみましょう。
(月収30.5万円を想定)
勤務期間 | 総支給額(推定) |
6ヶ月 | 203万円 |
12ヶ月 | 401万円 |
2年目 | 396万円 |
3年目 | 396万円 |
3年間の合計 | 1,193万円 |
平均年収 | 398万円 |
結果はこのとおりです。
勤務時間やボーナスの変動によって金額は多少変わりますが、年収はおおよそ400万円程度が予想されます。
この金額からして、正社員になるまでの準備期間と考えれば悪くない条件ですが、短期でガッツリ稼ぎたい方にとっては不向きなメーカーかもしれませんね。
ブリヂストンの正社員登用について
それでは、最も注目すべきポイントである「正社員登用」について見ていきましょう。
- 登用試験は年2回
- 1年で正社員になることも可能
- 正社員登用率94%(在籍3年以上の場合)
ブリヂストンの期間工は最長4年11ヶ月まで契約を延長できますが、その間、3年以上勤務した人たちの何と94%が正社員として採用されているんです。
したがって、ブリヂストンの場合、期間工は「正社員になるまでの訓練期間」として捉えることもできます。
他社の場合、期間工からの正社員登用は行っていても、現実的には「狭き門」なのが実態です。
そう考えると、ブリヂストンの正社員になれる可能性はかなり濃厚と言えるでしょう。
もちろん、世界No.1メーカーですから、正社員になれば納得の待遇で働けます。
(参考:ブリヂストンの平均年収748万円)
寮情報
それでは最後に、寮情報についても簡単に確認しておきます。
- きれいなワンルーム(完全個室寮、エアコン付き)
- 食堂あり
- 生活備品付き(机・椅子・ベッド・冷暖房)
- 車、バイクの持ち込み可
- 寮内駐車場は無料
- 寮費10,400円〜11,500円(水光熱費込み)
- 独身寮だけでなく、家族で住める社宅もあり
寮費は有料になりますが、「完全個室で食堂あり」という条件の寮は希少です。
また、家族持ちの方で期間工から正社員をめざす場合、たいていは単身赴任か、民間アパートを借りることになります。
でも、ブリヂストンなら家族と一緒に住める社宅も用意されるので、その点も優しい待遇です。
まとめ
今回はブリヂストン期間工の求人情報を網羅的にチェックしてきましたが、ここまでのポイントをまとめます。
- ブリヂストンは世界No.1タイヤメーカー
- 期間工の仕事はタイヤの製造
- 勤務形態は「4班3交替」※夜勤あり
- 契約は6ヶ月更新(最長4年11ヶ月)
- 年間休日は106日(有給あり)
- 月収は28.4〜36.4万円(平均は約30.5万円)
- 入社祝い金5万円
- ボーナス年2回(11〜20万円×2)
- 家族給 上限3万円
- 期間工の年収は推定400万円程度
- 正社員登用試験は年2回
- 正社員登用率94%(在籍3年以上の場合)
- 寮は完全個室で食堂あり(有料)
というわけで、いかがだったでしょうか。
正直なところ、給料でいえば、ブリヂストン期間工は「並」の待遇です。
ただ、正社員の登用率を考えると、実質、期間工は「訓練期間」としても捉えられます。
ブリヂストンなら世界No.1メーカーの正社員もかなりの高確率で実現するので、将来の安定を望む方はぜひ応募を考えてみましょう。
なお、期間工でもっと稼げる求人は他にも存在します。
「とにかく期間工でしっかり稼ぎたい!」という方は、以下で紹介するメーカーを検討してみてください。