「期間工は年収ベースでどれくらい稼げる? なるべく年収が高い会社で働きたいな…」
期間工で長期で働くつもりの方は、各社の年収が気になりますよね。
期間工の募集要項を洗いざらい調べて各社の年収を詳しく計算したところ、年収ランキング上位10社の平均は460万円超えという結果になりました。
ただ、これは待遇のいい会社で働いた場合の金額です。
応募先をミスると、年収がこれより全然低いことも十分にあり得ます…。
せっかく期間工で働くのに、稼げなかったら意味がないですよね?
というわけで今回は、期間工の年収が高い上位10社をランキングで紹介します。
応募先を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
期間工求人は「年収」をチェックすることが重要
期間工の募集ページを見ると、入社特典や満了金の情報がまず目を引くかと思います。
もちろん、給料のベースとなる日給も気になるところです。
しかし前述したように、期間工にはさまざまな手当があるため、それらを全て含めたトータルで稼げるかどうかを考えなくてはいけません。
つまり、その総額が「年収」というわけです。
僕は初めて期間工で働いたとき、「時給の高さ」だけで会社を選んでしまいました…。
ですから、年収をチェックしたうえで応募先を決めることが非常に重要なんです。
ところが、募集要項を見ても年収はあまり明記されていません。
期間工の年収は、労働時間やさまざまな条件によって変動するからです。
でも年収が分からないと、どの会社が本当に稼げるのか判断しづらいですよね…。
そこで今回、期間工を募集する全40社以上の給料を徹底的にリサーチして、同じ条件のもとで各社の年収を計算しました。
期間工の年収ランキングTOP10(1年目〜フル満了)
というわけでここからは、年収が高い期間工求人を上位10社に絞って紹介していきます!
なお、1年目、2年目、3年目に分けて年収ランキングを載せてあります。
1年目の年収ランキング
さっそく、期間工1年目の年収ランキングを見てみましょう。
順位 | 社名 | 1年目の年収 |
1 | 日産九州 | 516万円 |
2 | アイシン | 514万円 |
3 | トヨタ | 504万円 |
4 | クボタ | 498万円 |
5 | 豊田自動織機 | 487万円 |
6 | ジェイテクト | 474万円 |
7 | デンソー | 475万円 |
8 | スズキ | 466万円 |
9 | いすゞ | 458万円 |
10 | ディスコ | 454万円 |
このとおり、上位10社は1年目(未経験入社)にして年収450万円を超えてきます。
いずれの会社も、基本給が高いだけでなく、入社祝い金や満了金といったボーナスが非常に高額だからです。
なかには年収500万円越える見込みの会社もあるので、驚異的ですね。
ちなみに、ランキング下位の会社は年収300万円以下のところもあります。
同じ期間工という仕事でもこれだけ年収に差があるわけですから、最低でも年収400万円以上は稼げる会社へ応募することをおすすめします。
2年目の年収ランキング
続いて、期間工2年目の年収ランキングをご覧ください。
順位 | 社名 | 2年目の年収 |
1 | クボタ | 506万円 |
2 | デンソー | 498万円 |
3 | 豊田自動織機 | 471万円 |
4 | ホンダ | 463万円 |
5 | トヨタ | 461万円 |
6 | ジヤトコ | 454万円 |
7 | ディスコ | 454万円 |
8 | いすゞ | 438万円 |
9 | ジェイテクト | 428万円 |
10 | マツダ | 428万円 |
2年目は入社祝い金がない分、年収はやや下がります。
しかしながら、基本給や満了金が勤務期間に応じてアップする会社も多いため、上位10社においては年収420〜500万円程度は稼げます。
ちなみに、ランキング下位の会社は年収が100万円以上も下がります。
3年目の年収ランキング
期間工は長く働くほど優遇されるため、給与も年々アップします。
しかし、その辺りのルールは会社によって異なるため、3年目の年収はトップ10の中でも差がかなり開く結果となりました。
期間工3年目の年収ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 社名 | (11ヶ月) | 3年目の年収
1 | クボタ | 479万円 |
2 | デンソー | 457万円 |
3 | ディスコ | 451万円 |
4 | 豊田自動織機 | 448万円 |
5 | トヨタ | 440万円 |
6 | ホンダ | 435万円 |
7 | ジヤトコ | 417万円 |
8 | マツダ | 412万円 |
9 | いすゞ | 402万円 |
10 | ジェイテクト | 392万円 |
※3年目は11ヶ月間の総支給額になります。
3年目にもなると、上位10社の中でも最大87万円もの差が開きました。
もちろん、ランキンング外の会社は年収がもっと低く、その差は最大240万円にも及びます。
この差は「仕事のきつさ」による違いではなく、単純に「待遇」による違いです。
ですから、やはり「稼げる会社」で働いたほうが良いのは言うまでもありませんね。
フル満了の総支給
ここまでは、期間工の年収を1年ごとに比較してきました。
では最後に、期間工をフル満了した場合の「総支給額」と「3年間の平均年収」のランキングを見てみましょう。
順位 | 社名 | 3年間の総支給 | 平均年収 |
1 | クボタ | 1,483万円 | 508万円 |
2 | デンソー | 1,430万円 | 490万円 |
3 | トヨタ | 1,408万円 | 483万円 |
4 | 豊田自動織機 | 1,406万円 | 482万円 |
5 | ディスコ | 1,359万円 | 466万円 |
6 | ホンダ | 1,349万円 | 463万円 |
7 | アイシン | 1,328万円 | 455万円 |
8 | ジヤトコ | 1,325万円 | 454万円 |
9 | 日産九州 | 1,299万円 | 445万円 |
10 | いすゞ | 1,298万円 | 445万円 |
上位の顔ぶれに大きな違いはありませんが、いずれの会社も3年間で相当稼げることがお分かりいただけるかと思います。
ただ、1年ごとの差が積み重なるため、上位10社の中でも総支給額は最大185万円もの差が生じる結果になりました。
もちろん勤務地などの都合もありますが、給料で選ぶならランキング上位ほど有力候補になります。
今回ランキングで紹介した会社は、『期間工.jp』という求人サイトに掲載されています。
募集要項を詳しくチェックしたい方は、サイトのほうを覗いてみてください。
なお、1位クボタ・2位デンソー・5位ディスコの求人は、期間工jpではなく、『ジョブハウス工場』に掲載されています。
期間工の平均年収
それでは、ここまでのランキング結果をもとに、期間工(上位10社)の平均年収を計算します。
上位10社の平均 | |
1年目の年収 | 485万円 |
2年目の年収 | 460万円 |
3年目の年収(11ヶ月) | 433万円 |
35ヶ月の総額 | 1,369万円 |
3年間の平均年収 | 469万円 |
この結果から、期間工の上位10社における平均年収は469万円となりました。
この金額を一般の平均年収とも比べてみましょう。
平均年収 | |
期間工 | 469万円 |
一般企業の20代 | 346万円 |
一般企業の30代 | 452万円 |
このとおり、期間工の平均年収は、20代の一般平均より100万円以上の高く、30代の一般平均をも上回ります。
ちなみに30代の平均年収は、10年以上のキャリアを積んだ人たちの給料も含まれます。
そう考えると、期間工は学歴職歴不問・未経験入社での年収ですから、いかに稼ぎやすいかが理解できるのではないでしょうか。
期間工の年収はズバ抜けていた!
ちなみに僕は、20代の頃に飲食業界で働いていました。
でも、期間工よりも過酷な労働条件で、しかも年収が240万円しかなかったんです…。
そのあと期間工で働いたときは「天国のような待遇」に感じました。
年収を決定付けるのは、その人の頑張りよりも、職種や会社による違いが大きいです。
ですから、稼ぐために期間工という仕事を選ぶのは正解ですが、上記のとおり、その中でも年収が高い会社へ応募することをおすすめします。
少なくとも、年収の低い会社を選んで “骨折り損のくたびれ儲け” にはならないようにしてくださいね。
まとめ
今回は、期間工の年収について詳しく見てきました。
ランキングで紹介した上位10社の平均年収は460万円以上です。
もちろん、トップクラスの会社はそれ以上稼げますし、ランキング圏外であれば年収400万円以下の会社もあくさんあります。
ただ、「年収が高い=きつい」「年収が低い=楽」というわけではなく、会社の待遇による違いが大きいです。
であれば当然、年収が高い会社を選ぶほうが賢明ですよね?
勤務地などの都合もあるかと思いますが、少なくとも年収の低い会社は選ばないように気をつけましょう。