高級車「レクサス」を製造するトヨタ自動車九州は、福岡の工場求人の中でもトップクラスの待遇です。
そのため、あなたもトヨタ九州への応募を検討していることでしょう。
ただ、「派遣」と「期間工」の2つの雇用形態で募集が出ているので、どちらに応募するべきか迷いますよね?

トータルの給料は、派遣も期間工も大差はありません。
ただ、「派遣切りのリスク」や「正社員登用」など先々のことを考えるのであれば、期間工として入社することをおすすめします。
というわけで今回は、トヨタ自動車九州における「派遣」と「期間工」の待遇の違いを見ていきましょう!
派遣と期間工は何が違う?


まずは、派遣と期間工の雇用形態の違いを簡単に説明します。
派遣も期間工も、トヨタ九州の工場で働くことに変わりはないです。
また、配属部署や労働環境においても優劣はありません。
しかし決定的な違いは、雇用形態です。
派遣社員は「派遣会社の契約社員」なので、トヨタ九州に派遣される形で勤務します。


一方で期間工は「トヨタ九州の契約社員」になるため、トヨタ九州に直接雇用される形になります。


- 派遣
「派遣会社の契約社員」としてトヨタ九州で働く。 - 期間工
「トヨタ九州の契約社員」としてトヨタ九州で働く。
トヨタ九州の工場で働くことに違いはありませんが、雇用主が全く異なることは理解しておきましょう。
トヨタ九州における派遣と期間工の給料の違い


それでは、トヨタ自動車九州で「派遣として働いた場合」と「期間工で働いた場合」の給料を比べてみましょう。
基本給と月収
ベースとなる基本給と月収目安は、以下のとおりです。
派遣 | 期間工 | |
基本給 | 時給1,700円 (日給13,039円) | 1年目:日給10,300円 2年目:日給10,800円 3年目:日給11,300円 |
月収目安 | 31.9万円 | 1年目:29.4万円 2年目:30.7万円 3年目:32万円 |



どの求人にも言えることですが、派遣はとにかく時給が高いので、月収も必然的に高くなります。
一方、トヨタ九州の期間工は並の基本給ですが、年々昇給があるのはメリットです。
満了報奨金
続いて、満了金についてです。
トヨタ九州の期間工には「満了報奨金」という制度があります。
月3万円が加算され、3か月契約を満了ごとに9万円が支給されます。(総額105万円)



派遣にはこの制度がないので、ここは大きな違いですね。
入社特典の金額と支給時期
続いて、入社特典の違いを見ていきましょう。
トヨタ自動車九州の場合、派遣と期間工のどちらも入社特典がもらえます。
派遣 | 期間工 | |
総額 | 30万円 | 40万円 |
支給時期 | 入社すぐ:5万円 3か月後:25万円 | 1か月目:5万円 2〜3か月目:35万円 |
派遣の場合、入社すぐに5万円が支給されるのはメリットですが、金額自体は期間工のほうが高いです。
いずれも3か月ほどで支給されるため、とくに短期で働く方にとっては魅力的な特典だと思います。
トヨタ九州は派遣と期間工どっちが稼げる?
以上の条件を踏まえて、トヨタ自動車九州における派遣と期間工の「総支給額」を比較してみましょう!
派遣 | 期間工 | |
1か月目 | 37万円 | 41万円 |
3か月 | 126万円 | 144万円 |
6か月 | 221万円 | 241万円 |
1年目 | 412万円 | 436万円 |
2年目 | 383万円 | 404万円 |
3年目 | 351万円 | 385万円 |
合計 | 1,146万円 | 1,225万円 |
ここまでご覧になったとおり、派遣と期間工の給与体系は異なるため、総支給額は期間工のほうが約80万円上回る結果になりました。
給料だけで考えるなら、直接雇用の「期間工」のほうがメリットがあります。
トヨタ九州の雇用期間
続いて、雇用期間についても確認しておきましょう。
派遣と期間工は雇用主が違いますが、いずれもその会社の「契約社員」という立場は同じです。
そして、会社としては法律上、「契約社員を3年以上連続して雇用できない」というルールがあります。
したがって、派遣も期間工も雇用期間は最長2年11か月です。



ただ、契約の更新スパンは3か月と6か月で違います。


契約更新期間はそこまで気にすることではありませんが、強いていえば、期間工は3か月ごとに満了金が支給されるため、モチベーションは維持しやすいと思います。
なお、派遣や期間工を採用する理由は、工場の生産状況に応じて人員を調整しやすいからです。
そのため、生産量が大きく減る場合は、契約更新を打ち切られる可能性もあります。
そのとき、真っ先に矛先を向けられるのが「派遣社員」です。(いわゆる派遣切り)
なぜなら、派遣社員は「他社の従業員」だからです。
ですから、いずれも非正規雇用に変わりはありませんが、どちらかといえば「期間工」のほうが契約打ち切りのリスクは低いでしょう。
退職後の選択肢と正社員登用について
では、契約を満了した先のことについても考えてみましょう。
派遣は「派遣会社の社員」です。
そのため、トヨタ九州の契約が切れても、また次の仕事を派遣会社から紹介してもらえます。


一方、期間工の場合は、トヨタ九州を満了退職したあとは、また自分なりの方法で転職活動を行うことになります。


ただし期間工の場合は、トヨタ九州でそのまま正社員になる道もあるため、安定企業で長期的な雇用も望めます。



派遣を辞めて期間工として再入社する人がいるのは、これが理由です。
もしトヨタ九州で正社員を目指すのであれば、最初から「期間工」として入社することをおすすめします。
とはいえ、派遣社員も「派遣会社の正社員」になることは可能です。
大手メーカーの雇用ではありませんが、将来の安定という意味ではすぐに実現可能な選択肢になります。
派遣と期間工はどちらも非正規雇用ですが、「正社員への道」はあります。
ただ、トヨタ九州で正社員をめざすか、派遣会社の正社員になるかは全く違う選択になるので、その点を踏まえて求人を選びましょう。
まとめ
今回は、トヨタ自動車九州における「派遣」と「期間工」の給料や待遇の違いを見てきましたが、いかがだったでしょうか?
では、両者のメリット・デメリットをまとめます。
上記で説明したとおり、給料は期間工のほうが好条件です。
半年から2,3年で稼ぐだけが目的であれば、期間工のほうをおすすめします。
ただ、どちらの求人を選ぶかによって、将来の選択肢は大きく変わります。
派遣の場合は「派遣会社の正社員」になれる機会がありますが、期間工の場合は「トヨタ九州の正社員」が目指せます。
長期的なことも考えながら仕事を探している方は、この点も踏まえて派遣か期間工を選ぶようにしましょう。
なお、トヨタ九州に限定しなければもっと稼げる求人もあるので、気になる方は以下のランキングから応募先を探してみてください。

