期間工7社の給与明細を公開|そこから分かる手取りの実態とは

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求人情報を見れば、期間工が稼げるというのは何となく分かります。
ただ、それだけでは確信が持てないため、もっとリアルな情報である「実際の給与明細」を見てみたいですよね。

確かに、「稼げる稼げる」と言われると、逆に不安になってくるものです。

そこで今回は、「論よりも証拠」ということで、期間工の給与明細を公開します。
あくまでも一例ではありますが、どれくらい稼げるのかリアルな金額をチェックしてみましょう。

目次

給与の基礎知識

まずは、給与明細をチェックするときの基本的な説明をしますね。

どの会社もそうですが、給与明細は「支給されるお金」と「控除されるお金」に分かれています。
そして、「総支給」から「控除額」を差し引いたお金が手取給料として口座に振り込まれるわけです。

支給額

支給額には、基本給や残業代、深夜手当、交通費などが含まれます。

  • 基本給が高いところ
  • 残業代が多いところ
  • 休日出勤手当が付いているところ

など、メーカーによって支給額が大きく異なるので、下記の給与明細では要チェックです!

控除額

控除額はちょっとややこしいですが、項目ごとに簡単に説明しておきますね。

控除項目解説
雇用保険料簡単に言うと失業保険料のことで、会社、給料、年によって金額が変わります。
この保険料を1年間以上払っていれば、退職後に失業手当がもらえます。
健康保険料健康保険料は「前年の所得」によって計算されるので、会社による違いはありません。
年金保険料国民年金保険料は一定額ですが、厚生年金(会社の年金)は給与によって変わります
少し高くなりますが、会社が半分負担してくれるので、老後の支給額は高くなります。
所得税所得税は「前年の所得」に応じて変わります。
したがって、会社によって税額が変わることはありません。
食事手当食堂や寮での食事代が給料から差し引かれます。
なお、社員証などに現金をチャージして支払う場合は、食事代が給料から引かれることはありません。
寮費メーカーによって寮費、光熱費が有料になっているケースがあります。
なお、無料の会社もあるので、その場合は控除されることはありません。

基本的に、保険料や税金などの控除額がメーカーによって大きく変わることはありません

ですから、「この会社って、給料からこんなに引かれるの?!」といった違いはないので、メーカーごとに比較する必要はありません。どの会社に入っても同じような金額を引かれるはずです。

期間工くらいの稼ぎであれば、毎月「3〜5万円」くらいの金額は給料から差し引かれることになります。


このあたりの基本的なことを押さえつつ、以下の給与明細をチェックしていきましょう。

期間工の給与明細を会社別に公開

前述のとおり、給料から引かれる控除額は会社による差はほとんどなく、個人による違いが大きいです。
なので、メーカーごとに「あそこは高い、あそこは安い」と比較する必要はありません。

給与明細で注目すべき3つのポイント

【その1:基本給】

最も注目すべきなのは「基本給」です。
やはり、ベースが高いメーカーは、それだけ「稼ぎやすい」と言えます。

【その2:残業代】

次は「残業代」です。
残業代は稼ぎの柱にもなります。かといって、あまりにも残業代が高いと、それだけ労働環境は「きつい」ということにもなります。
そのあたりのバランスをチェックしてほしいと思います。

【その3:休日出勤手当】

さらに「休日出勤手当」にも注目しましょう。
休日出勤も稼ぎたい方には好都合ですが、それだけ休みも減ることになります。なので、ここもバランスの問題です。

正直、そのときの生産状況によって給料は変わります。
ただ、実際の給与明細の数字を載せているので、「期間工ってこれくらい稼げるんだぁ」くらいの参考にはなると思います。

では、メーカーごとに給与明細をチェックしていきましょう!

トヨタ期間工

【例1】

支給控除
基準賃金207,900円雇用保険料1,264円
超過勤務手当39,350円健康保険料6,600円
深夜勤務手当10,830円年金保険料18,832円
時間帯手当22,770円所得税5,700円
食事代9,800円
総支給額280,850円控除額合計42,196円
【手取給料】238,654円

【例2】

支給控除
基準賃金228,900円雇用保険料1,678円
超過勤務手当37,060円健康保険料7,800円
深夜勤務手当14,740円年金保険料22,716円
時間帯手当22,800円所得税8,180円
通勤費補助8,690円食事代8,693円
総支給額312,190円控除額合計49,067円
【手取給料】263,123

【例3】

支給控除
基準賃金218,400円雇用保険料1,493円
超過勤務手当16,460円健康保険料6,600円
深夜勤務手当11,040円年金保険料18,832円
時間帯手当23,710円所得税7,060円
通勤費補助8,580円食事代10,122円
総支給額278,190円控除額合計44,107円
【手取給料】234,083円

トヨタ給与明細の分析

トヨタの手当は非常にバランスが良いです。

基本給も高いですし、残業もほどほどにあります。また、夜勤手当もしっかり支給されるので、毎月28〜31万円くらいは稼げます。

(※期間工おすすめランキング第1位)

スバル期間工

支給控除
日給184,000円雇用保険料974円
時間外手当65,527円健康保険料8,301円
時差手当42,039円年金保険料27,273円
皆勤手当30,000円所得税7,920円
食事手当3,329円
総支給額324,895円控除額合計44,468円
【手取給料】280,427円

スバル給与明細の分析

スバルはトヨタに比べて基本給がやや低いです。ただ、残業代がかなり付いているので、毎日1〜2時間の残業をこなしている計算になります。

なので、スバルは「しっかり働いてガッツリ稼ぐ」といった印象があります。

(※最も稼げる期間工で第2位)

日産期間工

支給控除
基本賃金168,000円雇用保険料1,596円
時間外手当18,637円健康保険料8,160円
休日出勤手当14,272円年金保険料20,968円
交替手当10,400円所得税8,060円
深夜手当8,876円
通勤手当9,150円
精励慰労金90,000円
総支給額319,335円控除額合計38,784円
【手取給料】280,551円

日産給与明細の分析

日産の基本給はスバルと一緒くらいです。ただ、稼働日数が少ないので、この明細においては基本給が低めです。
その代わり、休日出勤手当が付いているので、そこで生産をカバーしたのでしょう。

また、この明細には、通常の給与以外に「慰労金」が含まれています。そのため、基本給のわりに給料が非常に高くなっています。
この点は勘違いしないように注意してください。

(※最も稼げる期間工で第3位)

ホンダ期間工

【例1】

支給控除
日給212,000円雇用保険料863円
交替制手当21,786円健康保険料9,960円
深夜業手当5,280円年金保険料27,450円
休日出勤手当30,352円所得税7,090円
食事補助13,000円
総支給額282,418円控除額合計45,363円
【手取給料】237,055円

【例2】

支給控除
日給228,000円雇用保険料1,085円
交替制手当22,566円健康保険料8,632円
深夜業手当6,228円年金保険料23,176円
残業手当863円所得税7,160円
食事補助13,000円
総支給額271,457円控除額合計40,053円
【手取給料】231,404円

ホンダ給与明細の分析

ホンダは基本給が10,300円〜と比較的高いので、毎月安定して稼げます。
また、食事手当13,000円が毎月支給されるのも嬉しいですよね。

ただ、ホンダは残業が比較的少ないメーカーでもあります。そのため、総支給で30万円を超えることは希です。
「はじめて期間工で働く」という方には務めやすい環境です。

(※期間工おすすめランキング第5位)

マツダ期間工

支給控除
本給153,000円雇用保険料1,160円
時間外賃金15,413円健康保険料9,353円
深夜割増金35,360円年金保険料24,463円
特定時間割増金8,387円所得税4,800円
皆勤手当20,000円
総支給額232,160円控除額合計39,776円
【手取給料】192,384円

マツダ給与明細の分析

マツダは昇給制度があるものの、残念ながら、最初の基本給は8,020円と低めです。そのため、総支給を見ても、他社に比べて劣ります。

ただし、皆勤手当が毎月2万円も支給されますし、深夜手当が他社よりも手厚いです。

また、慰労金や祝い金なども高待遇なので、トータルで考えると、マツダもかなり稼げるメーカーです。

(※総合ランキング第4位)

トヨタ車体期間工

支給控除
本人給203,000円雇用保険料1,312円
時間外労働手当2,570円健康保険料8,792円
時差勤務手当32,621円年金保険料23,472円
深夜労働手当15,658円所得税5,540円
通勤手当8,352円食事代7,411円
総支給額262,201円控除額合計46,527円
【手取給料】215,674円

トヨタ車体給与明細の分析

トヨタ車体においては、正直、可もなく不可もなく。といった感じです。残業が比較的少ないメーカーなので、働きやすい環境ではあると思います。

ただ、給与以外(満了金、祝い金など)の条件が特別良くないので、総支給で見ると、あまりオススメはしていません。

デンソー期間工

支給控除
基準内賃金支給額196,000円雇用保険料904円
時間外勤務手当60,562円健康保険料7,651円
深夜作業手当14,544円年金保険料21,960円
交替勤務手当30,380円所得税7,300円
社宅寮光熱費7,000円
食事代2,988円
総支給額301,486円控除額合計47,803円
【手取給料】253,683円

デンソー給与明細の分析

デンソーの基本給はトヨタと一緒くらいのレベルです。その他の待遇も似ているので、トヨタとデンソーの月給は同じくらいになるはずです。

注目すべきなのは「残業代」です。
この明細によると、毎日1〜2時間の残業をこなしていることになります。なので、デンソーもスバルと同様、「残業でガッツリ稼ぐ」という印象があります。

ただし、満了金と慰労金が非常に高く、合わせると半年で50万円以上の支給になります。

トータルすると結局、トヨタと同じくらい稼ぐことが可能です。

デンソー期間工の給料について詳しく見る

給与明細にある手取りを比較

ここまで、各メーカーの給与明細を紹介し、それぞれの特徴を簡単に説明してきました。

ザッと手取給料を比較してみると、次のとおりになります。

メーカー手取給料(例)
トヨタ238,654円
263,123円
234,083円
スバル280,427円
日産280,551円
ホンダ237,055円
231,404円
マツダ192,384円
トヨタ車体215,674円
デンソー253,683円

実際のところ、そのときの生産状況や個人の控除額によって「手取り」は変わってきます。ですから、ここでは「期間工はこれだけ稼げるんだぁ」くらいに思っておけば大丈夫です。

ただ、「未経験入社の1年目」にして、月収で30万円以上も稼げるのは期間工くらいでしょう。

ちなみに僕が飲食店で働いていたときは、毎日14時間以上、年間休日60日で、手取りが20万円を切るような待遇でした…

それと比べれば、期間工がいかに高待遇か理解できると思います。

給与明細を見ても意味がない?

たとえば、期間工で毎月30万円を稼いだとします。それを12ヶ月続けると、年収360万円になります。

「あれ?期間工って400万円以上稼げるんじゃないの?」
と思いますよね。

そうです!
上記の給与明細の金額は、あくまでも毎月の給料だけです。

実は、期間工には毎月の給料以外に、「満了慰労金」と「入社祝い金」が支給されるのです。

満了慰労金とは?

満了慰労金は期間工がもらえる「ボーナス」のようなもので、3ヶ月あるいは6ヶ月ごとに支給されます。

金額や支給条件はメーカーごとに異なりますが、数十万〜百万円近くものお金が「給料とは別」にもらえるわけです。


入社祝い金とは?

入社祝い金はその言葉のとおり、「入社するともらえるお金」のことです。

これもメーカーによって金額は違いますが、多いところでは30〜60万円以上も支給されます。

期間工が受けられる待遇は、この「満了慰労金」と「入社祝い金」が非常に大きいのです。このお陰で、期間工の年収は一気に100万円以上もアップします!

これが期間工の「醍醐味」といっても過言ではありません。

したがって、応募するメーカーを選ぶときは「基本給はいくら?」と気にすることも大事ですが、それ以上に「満了慰労金」と「入社祝い金」の条件に注目するべきです。

給与明細は参考程度に考えよう

「最終的にいくら稼げるのか」を知るには、基本給・慰労金・祝い金・各種手当をすべて含めて考える必要があります。
そうしないと、どのメーカーが最も稼げるのか見極めるのは難しいです。

しかし、各社の条件を洗いざらい調べて、どれくらい稼げるのかリサーチするのは大変です。

そこで、私が徹底的に調べた「最も稼げるメーカーランキング」を紹介したいと思います。

どのメーカーが一番稼げるかは、働く期間によって変わります。まず、「3〜6ヶ月の短期」で稼げるメーカーはココです!

短期で稼げるメーカーおすすめランキング

  • 第1位:トヨタ
  • 第2位:日産車体九州
  • 第3位:スバル
  • 第4位:いすゞ
  • 第5位:マツダ

はじめから短期で働くつもりの方は、この5社をオススメします。

このランキングの詳細、求人情報については、次の記事をチェックしてくださいね。

ただ、なかには1年以上の長期で「もっとガッツリ稼ぎたい!」という方もいるはずです。

この場合のランキンは、上記5社とはまた違ってきます。

期間工で最も稼げる総合ランキングは、以下で要チェックです!

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